青少幼年研修小委員会
青少幼年研修小委員会ではお寺が青少幼年のいのちの育みの場となることを願いとして、青少幼年教化について学び考え、実践していくための事業を行っています。
人間が「人材」と見なされ、あらゆる場所で「機能」「成果」「結果」が要求される現代社会では、子どもたちにとって自分が自分でいられる場所が少くなっています。どんな時代・状況にあっても、子どもは人とのつながりや、「私が丸ごと私として認められる場所」を求めています。その欲求に応えるには、特別に新しい施設が必要なのではありません。お寺が本来のはたらきを回復していけば、そこが「場」となっていくのです。
当小委員会では、その願いのもと、主に三つの事業を行っています。
1.子ども会サポート事業
お寺で子ども会をやってみようという意欲のある寺院・教会をサポートし、子ども会の新規発足を目指す事業です。
2.誕生児初参り式サポート事業(御遠忌記念事業)
初参り式をきっかけに、子どもたちやその親世代が仏さまの教え(真宗の教え)に触れ、今後の人生においてお寺が安心して立ち寄れる「場」として開かれていくことを願いとして、初参り式の実施を開始される寺院・教会をサポートする事業です。
3.児童大会 毎年夏休みに京都教区全体に呼びかけ、8地区を順々に会場として二泊三日の児童大会を開催しています。各地区の皆さん、児童教化連盟、青年スタッフにご協力いただき、自然の中で初めて出会う友だちといろんな体験をしながら、子どもとともに人と人とのつながり、いのちについて考える機会をもっています。