教区だより 2025年 4月
投稿日:2025年03月21日
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教区だより 419号
・特集 地区紹介 長浜、御越年法要、丹波第1組 報恩講と裃
・レポート 部落差別問題に学ぶ同朋協議会委員交流研修会
・今、この時に、親鸞聖人に遇う
赤松崇麿氏
・教務所からのお知らせ【今月のことば】
きみが いるから おもしろい
『こんなこいるかな』 NHKの幼児向け番組「おかあさんといっしょ」テーマソングより「こんなこいるかな」は、私が子どもの頃にNHKで放送されていたアニメです。大人になった今でもテーマソングをしっかりと覚えていて、YouTubeで再生しては懐かしく聞いています。
この中で出てくるキャラはそれぞれ特徴があります。わがまま、こわがり、いたずらっこ、わすれんぼう、くいしんぼう、ちらかしや、どちらかと言えばネガティブな印象を抱くのではないでしょうか。
歌詞には「きみがいるから おもしろい」とあります。我々はこんなふうに思えるのでしょうか?人間というのは知らず知らずのうちに、あらゆるものを自分の物差しではかっています。もちろん、その中には人間自身も入ります。
阿弥陀さんはあらゆるものを捨てず、摂め取ってくださります。それはどんな人間でも尊い存在だと教えてくださっているのです。わがままでも、こわがりでも、わすれんぼうでも、くいしんぼうでも、ちらかしやでも。
仏教の教えに触れるようになり、子どもの時に聞いていた歌詞の中に、違う響きを聞かせてくれます。
(出版部会 井上至)ーーーーー
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教区だより 2025年 3月
投稿日:2025年02月20日
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教区だより 418号
・特集 地区紹介 山城・石見
・レポート 青少幼年教化研修会、赤野井別院報恩講
・今、この時に、親鸞聖人に遇う
藤谷法子氏
・教務所からのお知らせ別院行事予定の表記に誤りがありました。
1)
10日 伏見別院 坊守学習会
誤 法話 渡邊晃師
>正 法話 小川直人師(山2長休寺)
2)
誤 12日 伏見別院同朋の会
>正 12日 伏見別院は予定なし
訂正しお詫びいたします。
※PDF版は修正済【今月のことば】
他人の人生を生きてはいけない
『読みたいことを、書けばいい。』田中 泰延文章術についての本のタイトルが『読みたいことを、書けばいい。』ですから、好きなように書きたい人は、この本を買わなくてもよさそうです。ですが本の副題には「人生が変わるシンプルな文章術」とあります。好きなように書くという人も、この本を読むと人生が変わるというのです。
自身の信仰について、教えの言葉を用いて話すと、法話になります。僧侶は教えの言葉に忠実に話そうと心がけます。教えに照らして正しいのか、間違っているのか。そればかりが気になります。すると肝心の「自身の信仰について」が抜け落ちてしまいがちです。これはきわめて個人的な問題ですから、どう話しても誰も咎められないはずです。でもそれが難しい。
本の中で、著者の田中泰延さんは「他人の人生を生きてはいけない」という言葉に続けてこう言います。「あなたはあなたの人生を生きる。その方法のひとつが、「書く」ということなのだ。」
(教区駐在教導 赤松崇麿)ーーーーー
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教区だより 2025年 2月
投稿日:2025年01月31日
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教区だより 417号
・特集 地区紹介 湖南・湖西
・レポート 推進員連絡協議会 第29回真宗同朋の会 全国交流研修会
・今、この時に、親鸞聖人に遇う
七里映子氏 德田潤子氏
・教務所からのお知らせ【今月のことば】
その罪の重さを知るまで待っています。
『真宗児童聖典』20ページより 仏説無量寿経第十八願 唯除の文の訳仏説無量寿経の中で、一切衆生を必ず浄土へ往生させると願い、誓いを立てる、弥陀の四十八願の第十八願の文。この文だけは「唯除の文」といわれる文が続きます。「唯五逆と正法を誹謗せんをば除く」。宗祖は「誹謗のおもきとがをしらせんとなり」(尊号真像銘文 真宗聖典第2版628頁)と、罪の重さを知らせる言葉だと残されています。仏法を謗る罪は、五逆の大罪よりも重いともいわれます。『真宗児童聖典』では、経典で「除く」とされたこの部分を「罪の重さを知るまで待っています」として、やさしく伝えようとしています。
(教区駐在教導 赤松崇麿)ーーーーー
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教区だより 2025年 1月
投稿日:2024年12月31日
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教区だより 416号
・特集 三浦講、法中報恩講
・レポート 別院音楽法要
・今、この時に、親鸞聖人に遇う
森田恵利氏
・教務所からのお知らせ【今月のことば】
声は以て意を伝う。書は以て声を伝う。故に書の義は聞仏声という。
聖徳太子『勝鬘経義疏』「ちゃんと聞いて」そう言われても、興味がない、自分に関係ない。そう思えば、内容はおろか、話をしてくれている相手の存在など消えうせてしまうものです。
書物に書かれた文字とは「意」、仏様のこころで、意とは仏様の「声」であると「今月のことば」は説きます。声の字は本来「聲」と書きます。耳は聞く者の耳です。他ならぬ私に「声」をかけてくださる存在に対し、「聞く私」が、身を据え心を向けているだろうか。その自問が教えと遇う入口であると思います。
(出版部会 早川直子)ーーーーー
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教区だより 2024年 12月
投稿日:2024年12月01日
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教区だより 415号
・今、この時に、親鸞聖人に遇う
美濃部裕道氏
近藤順子氏
・特集 能登教区災害復興支援
・特集 山科別院報恩講
・教務所からのお知らせ【今月のことば】
願わくは深く無常を念じて、徒に後悔を貽すこと勿れと。
『教行信証』行巻(『楽邦文類』の引用)
真宗聖典 第二版 P.201 初版 P.184いのちがいつまでも続くような夢幻を抱いて、空しく後悔を残すような人生を送ってはならないと、「今月のことば」は教えています。けれども、頭では「無常(全ての物事は変化し続ける)」と知っていても、身についた「常」という思い込みは根深いものです。多くの人の死に出あっていても、自分が生きていることだけは当然と、心の底では思っている自分がいます。
「無常を念じる」ことができない者に、「いのちはもろい。今、仏の願いを聞け」という、阿弥陀様の喚びかけが響きます。
(出版部会 岩永晶子)ーーーーー
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教区だより 2024年 11月
投稿日:2024年10月31日
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教区だより 414号
・今、この時に、親鸞聖人に遇う
犬飼裕三子氏
川那部龍司氏
・特集 共学研修院
・レポート 夏の御文
・教務所からのお知らせ【今月のことば】
「仏法は、精神論ではない。存在論です。」
(池田勇諦/『教行信証』に学ぶ(八)p.33)
自我の立場で仏法を聞こうとすると精神論になる。精神論とは「努力してあのように成らなければ」という方向性のこと。しかし仏法は存在論である。仏法とは「成っていることに気づく」教えである。証巻の解説において著者は「存在とは因縁によって生じ因縁によって解体する」と押さえておられる。因縁生起の存在である。「平等」ということでいえば「これから平等にする」ことではなく「本来、平等である」ところに立って不平等と向き合っていくということである。(出版部会 藤野顕生)ーーーーー
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教区だより 2024年 10月
投稿日:2024年10月04日
教区だより 2024年 9月
投稿日:2024年08月25日
教区だより 2024年 8月
投稿日:2024年08月01日
教区だより 2024年 7月
投稿日:2024年07月03日
教区だより 2024年6月
投稿日:2024年06月04日
教区だより 2024年5月
投稿日:2024年05月01日
教区だより 2024年4月
投稿日:2024年04月01日
教区だより 2024年3月
投稿日:2024年03月29日
教区だより 2024年2月
投稿日:2024年03月29日