育成員等研修小委員会
第15期第4回伝道研修会
第15期の後半の3回が今月末より始まります。現在、日本は少子高齢化、人口減少における過疎問題があり、ますます深刻化している状況にあります。この社会的過疎は大谷派宗門としては食い止める事は出来ません。過疎問題が今日の仏事、法事、葬儀等の簡略化に繋がり、念仏相続の場と縁が喪失されつつあります。我々、真宗大谷派僧侶が如来より賜った課題は仏法を伝える、この一点かと思われます。私の信心獲得が他への教化に繋がるのです。自信教人信のまことを尽くす。伝道研修会はそのような「人」の誕生を願って開かれている場です。
念仏相続の場が損なわれつつある中でも親鸞聖人が亡くなって七百五十年余り、なんとか辛うじて念仏の教えが伝わって来ている、それは真実には普遍性があり本願に頷いた方の歴史があるからです。
「世の中安穏なれ、仏法ひろまれ」と残された親鸞聖人のお言葉は、五濁増の世に生きる凡夫の私共に、正に仏法が「濁世末代の目足」であることを明示されていると思います。念仏の救済において願生浄土の人生が開かれるのです。
多くの方のご参加をお待ちしております。
日時
2019年1月30日(水)午後1時30分〜31日(木)午後4時まで
会場
京都教区会館2F 大講堂
テーマ
「現代に応える伝道の在り方」
講師
北條 賴宗氏(高田教区照行寺住職)
持参品
真宗聖典、テキスト『宗祖親鸞聖人』、間衣、輪袈裟、略念珠、筆記具、宿泊に必要なもの、その他
☆ 法話実習者につきましては直接、電話連絡を致します。
☆ 受講生は往復、聴講生は片道の旅費を支給いたしますので、印鑑を持参して下さい。
☆ 受付時に、食事代を2000円いただきます。ご了承ください。
☆ 今回から女性参加者は、宿泊先が東浅井詰所となります。