第16期 伝道研修会 開催報告
第16期 第6回(最終回)の伝道研修会が、2023年3月13日(月)、14日(火)の二日間の日程で開催され、9名の受講者が修了されました。
第1回開催がコロナ前の2020年2月で、このときは通常通りの一泊二日の研修会でした。その後コロナ感染拡大での中止を経て、再開した第2回は2022年の1月、一日のみの日程でした。第4回(2023年1月17日、18日)からは、感染症対策をとりつつ、二日間となりました。第16期伝道研修会は足かけ四年の長期にわたり、事情が変わって受講が続けられない方もおられました。
テーマは「現代に応える伝道の在り方」。講師は、山口知丈先生(大阪教区第9組昭德寺住職)でした。講義では、前半は「教学」と「教化」について。教化のめざすものをキリスト教の取り組みを例に挙げ、真宗の特徴を浮き彫りにされました。後半は釈尊・親鸞・清澤満之の教化の実際を教えていただきました。
法話実習では、一日目に二名、二日目に二名の受講生に法話をしていただきました。法話の後には、話し方・表情・内容・引用の仕方など率直な感想を交えて合評が行われました。また、第5回から感話の時間を設けました。
これまで、教師の研修・研鑽と教区教化の人(にん)を養成することを目的として伝道研修会が開催されています。このような密度の濃い研修の場がひらかれ、受講生同士やスタッフとの交流を持ちながら、ともに学んでいく場がこれからも続くことが願われています。