教区だより 2025年 1月
教区だより 416号
・特集 三浦講、法中報恩講
・レポート 別院音楽法要
・今、この時に、親鸞聖人に遇う
森田恵利氏
・教務所からのお知らせ
【今月のことば】
声は以て意を伝う。書は以て声を伝う。故に書の義は聞仏声という。
聖徳太子『勝鬘経義疏』
「ちゃんと聞いて」そう言われても、興味がない、自分に関係ない。そう思えば、内容はおろか、話をしてくれている相手の存在など消えうせてしまうものです。
書物に書かれた文字とは「意」、仏様のこころで、意とは仏様の「声」であると「今月のことば」は説きます。声の字は本来「聲」と書きます。耳は聞く者の耳です。他ならぬ私に「声」をかけてくださる存在に対し、「聞く私」が、身を据え心を向けているだろうか。その自問が教えと遇う入口であると思います。
(出版部会 早川直子)
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